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ゲーム大好きナギのボケ防止ブログサイト。テンション高め。
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街のガンショップオーナー ケンド氏の受難(笑)
久々に小説が打ちたくなって、朝からカタカタやってました~。


「BIO2」  熱情  捏造小説 第4弾~*


ってことで、お付き合いいただける方のみ下からドウゾー。
感想・苦情お待ちしております。

今回、レオンさんには勝手な都合によりレミントンを諦めてもらいました(笑)
そしてブラッドさんも拝めません(苦笑)






第一章/排他的な街              LEON SIDE

炎が周囲の酸素をうばっていく中、生ける屍がその炎からゾロゾロと湧き出てくる。
右手の銃を固く握り直したレオンは静かに走り出した。
目の前に広がる道は一本しかない。
怪物達の襲撃を避け、出来るだけ弾丸を消費しない様に進まなくては。
レオンは、『常に最悪の事態を想定して行動しろ』という誰かの言葉を思い出した。
とは言え、これ以上に最悪な事態があるなど、考えたくもなかったが。

道沿いに進んでいくと、化け物に襲われたのであろう一台のワゴン車が横転して道を阻んでいた。
その先は暗くてよく見えない。辺りを見回すが他に道はなく、ただ気持ち悪い呻きが辺りを包んでいるだけだった。
ワゴン車が突っ込んでいる場所は、どうやらガンショップの様である。
他の道を探し、仮にそちらへ進んだとしても、あの化け物が居るだけで現状とさして何も変わることはないだろう。
そして何より残弾数の少ないレオンにとって、ガンショップは砂漠のオアシスの様に感じられた。
せめて枯渇してしまう前に弾の補充が出来れば。

しかし。

レオンは一瞬の間を置き、逡巡した。
そこに弾丸があるとは限らない。
そこに化け物がいないという確証はない。

頭を過ぎる、化け物達のおぞましい表情。
中に化け物が巣くっていたとしたら、それこそ取り返しのつかない状況になりかねないし、逆に閉じこめられるという結果に陥るかもしれない。

かといって。

ここで立ち止まったらお終いだ。進まなくては。クレアもきっと待っている。
レオンは一旦目を閉じて落ち着きを払い、銀色のドアノブに手をかけた。
キィー
何度も荒い使い方をしたのだろう、蝶つがいが外れかけていて妙な音を発した。
薄汚れたドアがレオンの目の前で開いていく。


「動くな!!!」


突然の、声。
瞬間、レオンの体が固まった。
住人であろうか、がっしりとした体つきの男がレオンに銃口を向けて、鋭い目で睨んでいる。
どうやらレオンを怪物達だと思っているらしい。
「撃つな! 俺は人間だ!!」
レオンは必死で叫んだ。
しかし無情にもガチャッと重い音をたてて、銃が狙いを定める。
刺激すると逆効果だと思ったレオンは、抵抗を試みようとはしなかった。
真っ直ぐ男を見据え、そして訴える。
男もまた、レオンの瞳を真っ直ぐ覗き返した。
一瞬の緊張。
そうすると間もなく、男は銃を握る手を緩めた。
「…ふぅ、悪かったな。あの化け物が攻めて来たのかと思ったよ。」
男は静かに銃を降ろすと、レオンの後ろにゆっくりと歩いて来て、ドアに鍵をかけた。
間近で見る男の身体には、おびただしい量の血の跡が見られる。
レオンを警戒していたのも無理はない。
「一体この街はどうなってるんだ?」
クレアと別れて以来初のまともな人間。そしてこの恐怖の街の住人。
レオンは店主であろうこの男に単直な質問をした。
「わからん。気付いたらあのゾンビだらけになっていた。」
この街の住人すら現実と悪夢の区別がついていないのだ。
一刻も早くこの現状を外界に伝えなくてはいけない。
レオンは深く溜め息をつく店主の横を通り過ぎ、何か役に立つモノがないかどうかじっくりと店内を見回した。
店主の持っている銃は、レミントンM1100-Pという12ゲージショットシェルを使用する事が出来るショットガンのようだ。
改造が施されており、幾分か銃身が短い。
この距離でぶっ放されていたら確実にあの世行きだったろう。
しばらくしてレオンは、カウンターの奥にある赤い小さな箱に気が付いた。
射撃訓練所で幾度となく見てきたその赤い箱。
それは彼が現在所持、愛用しているハンドガンH&K社製のVP-70に装弾することが出来る弾薬のケースである。
長いこと放ってあったのか、外装は埃にまみれていたが弾は使用できそうだ。
店主の協力を得ようと、レオンは後ろを振り向く。
「これは使って…」

「うわぁあぁぁぁぁ!!!!」
突然店主が狂気じみた声で叫んだ。
同時にガシャーンというガラスの割れる盛大な音が聞こえる。
(あいつらか…!)
レオンは一気に緊張した。
さっきの――ワゴン車が激突したからであろう――ガラスが割れかけている場所からゾンビ達が群を成してなだれ込んできた。
判断能力が鈍った店主が慌てて発砲し、銃声が店内に響く。
ショットガンの威力に耐えきれず数体は倒れたものの、ゾンビの数は衰えることを知らない。
「ああぁぁ! ああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
レオンが応戦する間も与えず断末魔を発した店主は、なす術もなく怪物達の餌となった。
ゾンビ共が飢えを満たすかのように、ただひたすらに店主の身体を貪る。
1・2・・3・・5・・ざっと十数体はいるだろう。
これではどう考えたって、ハンドガン程度の応戦では勝目がない。
レオンは目の前の赤い箱を握りしめ、店の隅にある小さな扉に手をかけた。

己の無力さを、呪いながら。











自分の語彙能力が乏しいことは重々承知ですが。
もう少しマシな文は書けないモノか…と。
軽い自己嫌悪ですよ。

今回は殆ど修正を施していませんー。
最初の方は書いては消し、書いては消し、を繰り返していたので…
ちょっとは成長したのか…いや寧ろ傲慢になっただけか(笑)

えーっと、次は警察署まで一気に進みます。
早くマービンを書きたくてウズウズしているナギであります。

と、いうことで、レオンの受難はまだまだ続く…。

by knight-of-white | 2005-03-07 17:33 | 捏造小説
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